日韓アルダ

近くて遠い国!韓国文化を映像から考察〜ジャニーズ文化もウォッチ

「消えた初恋」〜ワタシが選んだ2021年の優勝ドラマ!

『オシドラサタデー』をご存知だろうか?
(テレ朝系土曜深夜23:00 - 23:30)

2021年1月からスタートした深夜ドラマで、テレ朝とジャニーズの共同制作枠。

よって主演は当然 “ALLジャニーズ”というジャニヲタのためにあるような番組なのですが、回を増すごとによって “非ヲタ” もチェックせねばならないクォリティーになってきている。

2021年、第4クールを飾った作品が「消えた初恋」!

漫画原作(別冊マーガレット ひねくれ渡&アルコ作)で、内容が『BLモノ』。

それを飛ぶ鳥を落とす勢いのSnow Man 目黒蓮と、デビューしたばかりのなにわ男子 道枝駿佑のダブル主演となると、かなりのバイアスがかかり “ゴリ推し” や “同性愛” の部分がフォーカスされてしまうのではないかと懸念していたのですが、作品感や視聴者反応はそうではなく、2人の恋を純粋に応援するものばかりでした。

↓↓↓作品内容はこんな感じ↓↓↓

ごくごく普通の高校生の青木(道枝駿佑)がひょんなことから、井田(目黒蓮)に自分が好意を持っていると勘違いされることから始まる。

青木は同級生の橋下さん(福本莉子)に片思い中なので、勘違いされた事情を説明し井田の誤解を解くことに成功するのだが、心残るモヤモヤ。

青木は本気で井田に恋をしている自分の気持ちにはっきりと気づく。

同性を好きになった気持ちを“おかしなこと”と思いつつも素直にカミングアウトし、それを受けた橋下さんは、“おかしくない” “一緒に頑張ろう”と肯定。
親友のあっくん(鈴木仁)も青木の後押しをし、井田との距離は縮まっていく。

▼相関図リンク
https://www.tv-asahi.co.jp/kietahatsukoi/cast/

↑↑↑↑↑↑

[頷きポイント]

●世間では「おかしなこと」ではあるが自分の気持に正直でありたい。けれど井田の迷惑にはなりたくないという青木が井田を大切に思う気持ち。

●青木の気持ちを「おかしなこと」と捉えず、人が人を好きになるという根本で考えることのできる井田の価値観。

●橋下さん、親友のあっくん(鈴木仁)、バレー部のみんなも「おかしなこと」ではなく純粋に応援してくれるポスト・ミレニアル世代ならではの価値観。

●同性愛に拒絶する教育実習の岡野先生(白洲迅)の葛藤と成長。

●偏見に対し声をあげることができる当事者の強さ。

…等々

◇◇この他に、ワタシのオバサン世代ならではの共感ポイントが2つあります!

【井田ママ】
2話で登場する井田のお母さん(松下由樹)!

学園祭でシンデレラ役を演じた青木の写真をスマホの待ち受に。
すっかり青木のファンになり、応援したいという純粋な気持ちがそうさせたとのこと。

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このキラキラした笑顔に “アイドルとオバヲタ” の関係を重ねてしまいました。

好きになったり応援したい気持ちには年齢関係ありませんからね。
全編通して松下由樹の登場はこのワンシーンのみだったと思うのですが、本作の主旨であろう、誰かを好きになり思う気持ちの尊さを別角度から表現してくれたような気がします。

【谷口先生】
田辺誠一!!!

全編通して飄々とした感じで生徒とさり気なく接しているのですが、田辺誠一の演技がものすごく良くて、青木の気持ちにかなり初期段階から気づいており(個人予想)気に留め見守っていたことが後半にかけて、これもまたさり気なくその思いが明るみになっていきます。
最終話で、席替えで青木と井田、橋下さんとあっくんを近くの席にしたというのが、そのことのメタファーと言えるかと思います。

◇◇その他、、、

同性愛を「あっていいもの」として描いていますが、実際のところこの物語に出てくる多様性の認めは一般的ではありません。
現実にこういったことがあれば、かなり思い悩み偏見の目にさらされると思います。

が、この作品は一貫して「あっていいもの」「あるべきもの」として多様性が当たり前の優しい世界観で描かれ、青木と井田も過度に思い悩むことはありません。

この作品の登場人物たちが全員優しく描かれているのは、他人も自分を思いやれる“強さ”があるからであり、キュンキュンシーンに挟み込まれている、ときたま「ハッ!」とする台詞のひとことひとことが、視聴者に気づきを芽生えさせる可能性を秘め、単なる学園ドラマでは終わらない魅力となっているかと思います。

〜今年もあと僅かになりましたが日にちが変わる前に駆け足で記録しました。

 

参考記事

news.yahoo.co.jp