日感アルダ

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『恋マジ』は酷いのか否か〜感想&考察「恋なんて、本気でやってどうするの?」無理矢理解釈

こんばんは、ぷんおです。

本日は『恋マジ』こと「恋なんて、本気でやってどうするの?」(フジ系 2022年春ドラ)の考察まとめを書いていきます。

多分見た後に「は???」となっている方多いと思うので、制作側が言いたかったであろう解釈を考察してみました。

※2022/06/21若干更新しました

公式HPはこちら👇

www.ktv.jp

公式HPと見た印象でざっくりサササッとまとめます。
(文中にはネタバレ、あらすじが含まれています)

登場人物

◇本気の恋なんて、、、と日々思う『27歳』の女子3人
●純(家庭環境に難。恋愛に拒絶感を持ち人当たりも言葉もキツイ。仕事が恋人)
●アリサ(カリスマ?アパレル店員。並行してパパ活
●響子(なんとなく結婚したが色々物足りない)

◇関わる男性陣
●柊真(24歳。イケメンギャルソン兼調理師。恋愛に本気になれない)
●かっつん(26歳。コンビニのバイトだったがアリサに巻き込まれていく)
●要さん(43歳。投資詐欺で前科もん。パリで修行でサリューのシェフ)

主旨と思えたもの

HPのイントロ記載では『恋愛すらも合理的な時代に、裸の心がぶつかり合う本気のラブストーリー』となっています。

恋愛や人間関係が希薄で心内を相手に見せないとか、SNSでそれぞれが違う顔を持っているとか、、、そういう昨今の様子を土台にその果にある人と人とのドロ臭い関わりをみせつつ、その不器用さこそが云々、、、的なことを言いたかったのかな?というような印象でした。

こういうのが好ましいか好ましくないかの判断は視聴者に委ねられた感です。

作品解釈&考察

高齢処女、推し、パパ活、不倫、腹違いの兄弟(韓流か?w)、セックスレス毒親、依存症、前科、左遷、アセクシュアル、同性愛者かも、、、等々、これでもかっ!というくらい公にしずらい自分でどうしようもできない設定が盛られていました。

このドラマが他に比べて特徴的だった部分は、こういうワードを視聴者にぶん投げっぱなしで殆ど回収しない(責任を持たない)という点。(回収した部分もあったが極めて雑)

今を意識すれば、高齢処女で悩んで誰でもいい的設定はそれこそ「ありえない」かもしれませんが、そういったいいづらいこと(性問題)も敢えて明け透けに取り上げているとの理解もできるかもしれません。

(個人的にはそれがいいとは思いませんが、、、)

登場人物の設定なんかもユルユルブレブレなのも計算のうちで、見せたいのは“設定”ではなく、登場人物の心の“根底”なのでああいった感じにしたのかな?とも思えました。

後半、、、

アリサとかっつんがまとまったまでは割とすんなりなのですが、響子と要の師弟宣言!そして純と柊真のパートナー宣言!

「は???」

なのですが、響子の向こう側には片付いていない問題がある。純と柊真にしても癖のある2人なのでこれからどうなることやら。

ワードとしては出てこなかったと思いますが、2人は機能不全家庭で育ったアダルトチルドレンであります。

そういった不幸な生い立ちで、自己肯定感の低い2人が、大声で「すきっていってーーー」「だいすきーーーー」(録画巻き戻してないのでなんと言ったか定かではないですが)と互いの気持ちを明るく素直に打ち明けられたというこの素晴らしさ。(?)

?????

やっぱ無理ありますね(笑)

でも、愛を満足に受けず育った2人が本当にほしかったのは、こういった子供地味たカッコ悪い愛情のキャッチボールだったのかもしれません。

おそらく本当は「心をさらけ出して本気の恋をやったら最後、実りました!」というオチが「みなさんもかっこ悪くても自分の気持ちに正直に生きてみませんか?」というようなメッセージなのかもですが、さすがにそこまで視聴者に感じろっていうのは無理があると思えました。

『恋マジ』は酷いのか否か

酷いか否かについては、個人的には酷いと思いました。
古い台詞まわしや、おかしな設定、斉藤由貴に玉ねぎ何個も剥かせたり藤原紀香を投入して「ウララァ」(仏語であらまあみたいな意味だったかと)とかお茶の間に「笑えっ!」「ツッコめ!」と言わんばかり高圧感が今のフジテレビと関テレの滑っているところかと思えました。

また、ひと昔前であればヒール的役を演じた俳優が、お茶の間の嫌われものになって叩かれ、最後に視聴者の理解を得て演技を褒め称えられるといったパターンは多数ありましたが、SNSが普及し視聴者と演じる側の距離感が保たれなくなった昨今を見ていると、こういうのは互いに良くないなと感じました。

万人に好かれない最後まで不器用なままの役どころを演じた広瀬アリスちゃんも物凄く疲れたかと思いますし、純を演じる上でもっともっと純の具体的なことについて視聴者に伝えたかっただろうなぁと感じます。(それこそ視聴者とガールズトークもっとしたかった感)

せっかくみんな頑張って演技の評価は高いのに、話の筋道ワケワカメで視聴者が理解をさじ投げし、意味不明認定で漂流させるのは勿体ない気がしました。

なので私はこうして「酷い作品だなw」と思いつつもよいところを拾い楽しい方向に解釈を試みているワケです。

ぷんおの感想

自分の気持をさらけ出して恋をすることの醍醐味、失敗してもまたやり直せばいい的な価値観の押し付けは正直ゴメンだなと思いました。

というか、そうしたくてもできない世の中です。

こういう感情の体当たりができない背景にはもちろんデジタル化やコロナ禍もありますが、若い人たちが積極的に恋をしなくなった根本は貧困格差だと私は感じています。

このドラマを見て、自分をさらけ出して本気で恋をしようと思ったみなさん、一度自分の貯金通帳を見てください。

不倫で慰謝料請求されて売るバッグや支援してくれる男たちは居ますか?

仕事を辞めてフリーになっても、会社で後輩にアタリが強く人間関係をこじらせがちな人にはそう簡単に仕事はきませんよ。

自分の感情をさらけ出すには、失敗した時の防衛策を築いておかないと誰も助けてなんてくれません。

こうあらねばならないというガチな感情のぶつかり合いが良しとされる古い価値観に振り回されずに、自分も相手も極力傷つけないという今の時代ならではの新しい恋の方程式を築いてほしいなと思います。

個人的には日テレ「受付のジョー」の世界観推しでござます(笑)

 

以上となります!またお会いしましょう。

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<作品DATA>
脚本:浅野妙子
演出:宮脇亮北川瞳
出演者
純:広瀬アリス
柊真:松村北斗SixTONES
響子:西野七瀬
アリサ:飯豊まりえ
要:藤木直人

その他