日感アルダ

映画、ドラマ、文化、日常の果てしなき考察〜活動費用のために広告つけています。

「ある素敵な日」あらすじ・感想考察[1〜5話]配信先&ネタバレ【韓国ドラマ】「어느 멋진 날」(드라마)

どうも、ぷんおです。

本日の紹介作品は「ある素敵な日」(2006年)。Loveholic(ラブホリック)の曲『あなたさえいれば(우리 사랑하지만)』が印象的な作品です。


この度、時間があったのであらすじまとめてみました。(4回に分けて書きます)

視聴するには?

Amazonプライムビデオの中にあるチャンネル『Channel K』で観ました。最近、古い作品が増えて私も有料登録(月額500円)しました!Amazonプライム会員になる必要がありますが、トライアルもあるので利用してみてください!

主要キャスト

ソ・ゴン(コン・ユ)

両親(母は継母)を交通事故で亡くし、妹ハヌル(異兄妹)と離れ離れになり、父の知人のオーストラリアに住むおじさんに引き取られ生活。ハヌルに「すぐに迎えにいく」と約束したが思いは叶わず時は過ぎ去る。普段は魚をアジア人街に卸す仕事をしているが、裏の顔は「イエローガン」(アジア人の拳銃みたいに鋭い野郎?)とマフィアにも恐れられる剛腕振りで、甘い嘘で女性を平気で騙す悪(わる)。おじさんへの恩と、その娘の心臓の病を抱えるヒョジュの治療費と生活費を支えている。すぐにカッとなるが仲間には優しい。表には出さないが心の中ではずっとハヌルを思っていた。

ソ・ハヌル(ソン・ユリ

15年間養子先の家庭でずっと偽り人生を送ってきた。兄が迎えにくることを待ち望み心の支えにしてきた。両親の交通事故死で兄と離れ離れになり、パク家の養女となる。精神的に不安定な養母に亡き娘 ヘウォン(ハヌルは22歳だが、高校3年生として)の代替えとして人形のように育てられる。家に内緒でアクアリウムでダイバーのバイト(水槽掃除)をしている。強気な面もあるが、身の上からいつも周りに気を使っており本心に嘘をつき蓋をする。※ハヌルはゴンと血が繋がっていないことを知らない

カン・ドンハ役(ナムグン・ミン)

ハヌルがバイトするアクアリウムに赴任してきたチーフ。ハヌルが母と2人暮らしの家計を支えている(もちろん嘘)ことを気の毒に思うが、明るく「少女家長(소녀가장)」(〜未成年が一家の家庭を支えている)とからかうように明るく接する。早々にそれが嘘でお嬢様であることに気づくが、深くは聞かず接する。段々とハヌルの本当の事情や優しさを知り真剣に愛するようになる。最愛の恋人を海で亡くした過去がある。(酔った勢いでどちらが長く潜っていられるかの賭けをして事故死。それ以来酒は飲まない〜8話)

ク・ヒョジュ(イ・ヨニ)

とにかくゴンが好き。片時も離れたくなくゴンと結婚するのが夢だが、ゴンには実の妹として扱わられている。心臓の病を抱えており、血色をよく見せるために真っ赤なリップを愛用(スポンサー:スキンフード)ゴンとハヌルが血の繋がらない兄妹と知り、ゴンの気持ちがハヌルに移り妹を超えたものになっていくことに焦燥感を覚える。気が強く激情家。

あらすじ(1話〜5話)

⚠以下ネタバレ⚠

オーストラリア(以下、豪表記)でク家(ヒョジュとその父ギョンテク)の2人と暮らすゴン。幼い頃、父と母を(ハヌルの母なので継母。ハヌルとは血の繋がりがないが、ハヌルはそのことを知らない。法的には兄妹)事故で亡くし、父の同郷で会社に勤めていたギョンテク(以下おじさん表記)に引き取られる。
それになんといっても心臓に病を抱えるヒョジュ(実の妹同然)の治療費と手術費用を稼ぐため高額の金が必要だ。
◇◇◇
ある日、ヒョジュの兄ソンチャン(豪から帰国し韓国在住)が、バスの中で女子高生の財布をする。(元々手癖が悪い)その財布の中から、ゴヌがいつも大事に眺めていた家族写真と同じものが入っていたことで女子高生がゴヌの妹であると気づく。

写真の裏側には、91年3月25日「ある素敵な日」との記載が。(※これがタイトルの意味)

早速、住民登録カードに記されている住所を訪ねるとそこは大豪邸。ソンチャンはこれをダシに金を引くことを思いつく。
◇◇◇
一方、豪ではマフィアの大金(闇取引きの金)が何者かに横取されたことで大騒ぎ。盗んだのはゴヌで、ヒョジュの手術費用に充てたかったのだが、マフィアに詰めよられボコボコにされているところをヒョジュ達たちに助け出され、盗んだ金を置き捨て車に乗って逃げる。

その時、韓国のソンチャンから「妹が見つかった」との連絡が。
おじさんはちゃっかりマフィアの大金からお金をネコババしており、それをゴヌはヒョジュの手術費用と自身の韓国への旅費に充て、15年ぶりに帰国。
ーーーー
<ゴンとハヌルが離れ離れになった経緯>
両親の事故後、2人は養護施設に。ゴヌの父と同郷で仕事の手伝いをしていたおじさんがゴヌだけを引き取る(経済的な理由で1人面倒見るのもやっとだった)。
そのことを悔やみ当初は、辛い事情を吹っ切らせるためか「この地を踏んだときから縁がないと思え」と言い聞かせ、ゴヌも段々と妹のことは居ないものと言い聞かせ、代わりにヒョジュを可愛がる。
ーーーー
ハヌルはパク家(財閥)の養女になったが、空虚な日々だった。
精神状態の不安定な義母は、ハヌルから名を奪い実娘の身代わりとしてヘウォンとして育て(実年齢は22歳だが、数え19歳の高校3年生とする)異常なほどにヘウォンとして可愛がる。
義兄もヘウォンに執着しており、兵役から帰ってきてヘウォンに妹の気持ちを超え偏愛を見せる。ハヌルは恐怖でいっぱいだった。

そんなハヌルの満たされる時間は、家族に内緒でアクアリウムでのバイト。
小さな頃、兄ゴヌに「大きくなったら世界で一番大きな水槽を作ってあげる」と約束をしたのを心に秘めていた。
ーーーー
韓国に着いたゴンはソンチャンの家に世話になる。

早速ハヌルの様子を見に行くと、ピアノの独奏会を開くなどの裕福ぶりで、嫉妬とともにハヌルの家から金を引っ張ってやろうと画策。(〜そう考える位やさぐれており、優先順位が実妹よりヒョジュのほうがこの時点では高い)

演奏中、突然会場を飛び出したハヌルを追ったゴン。
ハヌルは2人の思い出の南山のロープウェーに乗りソウルタワーへと。(ハヌルはソウルタワーには初めて来たと嘘をつく)
ゴンの期待とは裏腹。ハヌルはゴンの顔を覚えていなかった。
◇◇◇
の帰国を知ったヒョジュは手術を取りやめ韓国へ。(父と共に)当然ゴヌは腹をたてる。
◇◇◇
ついに生活に耐えられなくなったハヌルは家出。
豪邸の前に来ていたゴンと逃げるハメになり、勤務先のアクアリウムへ。
そこでハヌルは、自分は養女で裕福な生活ではあるが全て偽りの生活であること嘆き、本当の自分として人生を歩みたい。そして「生き別れになった実の兄を探したい」と吐露。
ゴヌはお兄ちゃんは忘れてる迎えにこないなど意地悪なことを言うが、ハヌルは「兄は私を捨てない。約束通り迎えにくる」とゴヌに言い切る。
◇◇◇
その夜、ハヌルを家に泊めるゴヌ。
ハヌルがずっと待っていたことを知り、家から金を引っ張ろうと画策を取りやめたかったが、先回りしたソンチャンは既に家族から着手金も受け取っていた。ハヌルに実の兄と知らせず実家に返そうとする。
◇◇◇
ハヌルの家出を知った義兄は怒りに身を任せ、家に帰ってきたハヌルを襲おうとする。
悲鳴を聞いたゴヌは義兄を半死まで殴り倒し、ハヌルの手を引っ張り家から救出する。

こんなにも妹が悲惨な生活をしていることを知ったゴヌは涙を流す。
ハヌルはやっとゴヌが実の兄だと確信し、来ると信じて待ってたと涙を流す。

「俺たちは絶対離れない。15年間も離れて暮らしていたんだ」
ハヌルとゴンの名前の意味は『空』(공コン、하늘ハヌル)。
ゴンはこれからは青い空のように何があってもずっと一緒だと約束する。
◇◇◇
ハヌルが家にやってきたが、困ったことが、、、兄が魚売りや結婚詐欺で稼いでるなんて言えるわけがない。
そこで『実業家』と嘘をつき、ソンチャンが長期留守番を頼まれている豪邸に無許可で暮らすこととする。(〜なぜか車まで用意されている笑)

大きな水槽のある家に喜ぶハヌル。

そこにヒョジュも上がり込む(血の繋がらない兄妹と知り不安視)。
◇◇◇
ソンチャンとおじさんがいる家に男がやってきて1000万ウォンの小切手を差し出す。

その車の中にはハヌルの養父がいたが、その人はおじさんの勤めていた会社の理事をしていたパク氏であった。(ゴヌ父の友人)

しかし、パク氏は知らん顔。
ーーーー
おじさんは社長運転手として働いていた。その会社の社長はゴヌの父。つまりゴヌは元社長の子息。
ーーーー
◇◇◇
一方、ハヌルお使いでチーフの家へ。

そこにはベッドで横たわるチーフと睡眠薬が。自殺を図ったと勘違いしたハヌルにチーフは打ち明ける。

「今日は存在しない日だ」「俺にとって1年は364日だ」

この日はチーフ(ドンハ: ナムグン・ミン演)の恋人の命日。(自分のせいで死んだと消えない自責の念)

チーフはだんだんとハヌルに惹かれていく。
◇◇◇
ゴヌとハヌルは空白の15年を一つ一つ埋め取り戻していく。

そんな時、ハヌルが、「お兄ちゃんじゃなかったら 私 恋に落ちそう」と、いたずらっぽく言う。

思わず顔が赤くなり動揺するゴヌ。

それをからかうハヌル。

<1〜5話ここまで>

基本情報

原題:「어느 멋진 날」放送:2006年5月31日〜7月20日MBC)全16話※漫画『エデンの花』(家末次由紀 作)を原作にする予定だったが、日本で盗作騒動(スラムダンクのトレース問題)が起こる。このため制作を断念。内容を立て直しした作品。

ぷんおの感想

1〜5話。
オーストラリアでいわば底辺の生活を送っていたゴヌたち。(労働力として移住する韓国系移民が豪州にも多かった)ヒョジュの兄が永住権を取得しようと結婚したが失敗した話(ハヌルのバイト先の同僚)も出てきます。ゴヌの詐欺もそんなような感じでありました。
心配していた妹がいい家にもらわれ裕福な生活を送っていることへの嫉妬心。
妹同様のヒョジュの手術費をもらってもいいだろ的な気持ちが、ハヌルの過ごした15年の哀れさ(しかも自分が助けにくるのを待っていた)を知り兄心が復活するコン・ユ。そこから時間を埋めるように「オッパーオッパー」と甘えるソン・ユリがなんとも可愛い。

5話の最後にゴヌが長財布をプレゼントするのですが、な、なんと!その中に携帯電話が入っているんですよね。(もちろん間接広告です)この電話が後半お兄ちゃんを呼ぶのに大活躍します笑

この作品は全般的に都合のよい設定がすごい!持ち主が不在中の家に勝手に住むのもそうだけど、コン・ユがクローゼットの中のスーツ等を勝手に着たりするんですよね。いくら設定とはいえなんか泥棒みたいな設定だなと。(底辺民の設定だからありなのかもですが)

主題歌 Loveholic『あなたさえいれば』
OST貼っておきます。Spotify ダウンロード必要です。

各話まとめリンク先

1〜5話 6〜8話 9〜13話 14〜最終話


〜以上となります。またどこかでお会いしましょう🐟