日感アルダ

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『1%の奇跡~運命を変える恋〜』(2016年)ネタバレ感想&2003年版との比較【雑談】

どうも。ぷんおです!

本日は、たまたま見た韓国ドラマ『1%の奇跡~運命を変える恋~』(2016年)の感想をざっと見た感じで2003年版と比較しながらサササっとまとめます。

ネタバレ含みますので知りたくない方は戻るボタン対応でお願いします。

ちなみにぷんおは2003年放送のカン・ドンウォン主演『1%の奇跡』超ファンです。

視聴するには?

今回はAmazon プライムビデオで見ました。U-NEXTでも配信されています。

基本情報

放送:2016年10月5日~11月24日(Dramax) 全16話
脚本:ヒョン・ゴウン
演出:カン・チョルウ

<特徴>
原作はウェブ小説。その作家さんが現代の感覚に合わせて書き直したということです。
1話あたり45分とコンパクト。My oksusu とかいうVODアプリとケーブルチャンネル両方で放送したとのことなのですが(詳細深追いせず)アプリの方はスマホで見るのに適したCGや漫画っぽい要素を加えての別編集だったらしいです。

相関図

【1%の奇跡~運命を変える恋~】無料動画・相関図・キャスト | 楽天TV

楽天TVより引用

2003年版との違い

2003年のカン・ドンウォン主演の『1%の奇跡』は、日曜朝ドラ(MBC)ということもあり、爽やかなラブコメホームドラマ感が強い仕上がりです。
※詳細は2003年版まとめで後日。

2016年版は、ジェインが財閥の孫、タヒョンが教師は基本同じなのですが、ジェインのホテルがリゾートホテルだったり(ロケ地:平昌アルペンシアリゾート インターコンチネンタルホテル)タヒョンは小学校の先生(2003年版は中学校数学教師)で学内ダンス部の顧問だったりと現代風(韓流)にアレンジされています。

親友のヘジンもセレクトショップのオーナー(2003年版は医学部インターン生で複雑な家庭環境のためタダの家に居候し学費の援助を受ける設定)ですが毒舌なのは変わらず。ヘジンには2003年版では兄弟はおらず、タダの兄弟に除隊したばかりの医者の兄とちょと出来の悪い弟が存在。

2016年版では薄めなヘジンとテハ(2003年版はSHモールではなくソンヒョンデパート常務)の恋愛は2003年版ではテハがタダとヘジンを勘違いしたことから身分を超えガチ惚れするといった設定になっています。

なお、2016年版のタダは韓医学?かなんかのクリニック経営だったかですが、2003年のタダパパは司法書士とかそんな感じのお硬めの職業(後日まとめます)。

ジェインの家については、まずは爺さん。2016年版では山道に迷ったところをタダが助けてあげたことで爺さんがタダの名前を遺言書に加えますが、2003年版では電車で困ったところを助けてあげたことがきっかけとなります。

爺さんが遺言書に書き加えるにあたる動機がやや違うような気がするのですが、2003年版では優しさや思いやりが欠落しているジェインにないものをタダが持っているからという要素が強いですが、2016年版ではそれもありますが、爺さんが命を助けてくれたことへの同等の礼という要素含みが強ような気がしました。(2003版年の爺さんはタダが大好きで身分を隠してチョイチョイデート。中盤で嘘をついていたことがバレます)

書くとキリがないのでこのへんで切り上げます。

2016年版の面白み

2003年のほんわか恋愛シーンやホームドラマ要素は皆無。

タダとジェインが徐々に惹かれ合っていき2人で過ごすシーンや互いの家を行き来したりとの女子たちが憧れる『オトナ向け』の演出が多発します。

ハグ、キス、サプライズ、、、結構ドキドキするかもです。

2003年版では、2人ところかヘジンとテハまで結婚。爺さんとジェインの母と妹と同居し、教師を続けながら家事に悪戦苦闘する様子や妹の弁護士ヒョンジュンに対する恋の悩みなど聞いてあげたりするうちに妊娠し(ヘジンも)更に幸せが訪れるのですが、2016年版ではそう甘くなく、病に倒れた爺さんの代わりにジェインが会社を背負わなければならず別れることに(契約結婚終了)。

ジェインは結婚することでタダに負担をかけてしまうことを懸念してある意味引いた感じなのだが思いは消せず、タダも平気なふりをしていたのだが精神的に病み(今風の演出)離れてみてわかる愛の強さや結婚は甘いものではないということをしっかり認識決意。その上両家へ挨拶という流れになっていきます。

あと、2003年版のタダはジェインとの契約交際の見返りに数学の才能のある生徒への援助をお願いするのですが、2016年版では学校への寄付の他にダヒョンが支援するアイドルの卵(勉強の支援も行っている)のサポートもお願いするのが韓流でした。

2016年版の個人的に「?」となったポイント

ジェインの爺さんがタヒョンの名前を遺言書に書き加えようと思ったきっかけのエピソードの弱さかなぁ。

第一話で校外学習中に森林の坂になってるところで倒れてる爺さんをタヒョンが倒れ病院までついていきお金を建て替えてあげたりするのがきっかけで『自分の命を助けてくれた恩人』だから対価として財産を分けるの『ジェインに欠落している物を補う』という2つの意味の両立てになっている感でした(個人的印象)。

2003年版では、爺さんには生命に関わるエピソードではなく、電車内で思いやりを持って接してくれたタヒョンの行動(その当時でも既に消えつつあった儒教精神〜仁儀礼智)が孫のジェインだけではなく、今どきのみなさんも忘れてますよ!といったような大きなメッセージがあったように当時感じました。

ここの部分の「?」ポイントが2003年間から13年後の韓国で更に消え去ってしまった感覚かもなぁと思えました。
日本ドラマを見ていてもそういう消え去ってしまった感覚があるのと同じ感じです。

あと、後半の慈善活動とか、姑とそのお仲間とのクラッシックの集いでK-POPアピールとか、、、
この頃からこういうくだり増加して現在に至るなのですが、もはやネオ韓ドラあるある感でお腹いっぱいでした(笑)

ぷんおの感想

尺&話数コンパクトでしたが、爺さん以外は楽しめました。

ジェインの外国生まれの腹違いの妹がK-POPに憧れてアイドル目指すくだりとか取ってつけた韓流アゲ設定はガン無視します。

〜以上となります。
またお会いしましょう