日韓アルダ

近くて遠い国!韓国文化を映像から考察〜ジャニーズ文化もウォッチ

映画「将軍様、あなたのために映画を撮ります」あらすじ・感想

どうも!韓流あるあるアルダのぷんおです。

北朝鮮モノなので、結構気にしてるかと思う人が多いと思うこの作品。

60〜70年代に活躍した韓国の国民的女優「チェ・ウニ」と映画監督の元夫「シン・サンオク」がバラバラに拉致され、北朝鮮で再会。金正日のために何本も映画を作ったという事実をイギリス監督目線でまとめたドキュメンタリー映画です。

金正日の映画マニアってハンパなさぶりがよく分かる作品デス!

基本情報

題名:「将軍様、あなたのために映画を撮ります
原題:The Lovers and the Despot
公開日:2016年2月3日(韓国)
監督脚本: ロス・アダム、ロバート・カンナン

キャストとその背景

チェ・ウニ(崔 銀姫)

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1960〜1970年代の韓国映画界トップスターの1人。彼女が50歳(1976年)の時、映画監督の夫のシン・サンオ(申相玉)が若い女優との間に子をもうけたことに報復するといった形で22年間連れ添ったシンと離婚。
このスキャンダルな内容やその他の様々な要因で人気は失速。金銭窮地に追いやられ「香港の実業家を紹介する」とのある女の甘い言葉にのってしまうが、彼女こそが北朝鮮工作員。モーターボートに乗せられた後、目が覚めたところは大きな貨物船の船長室。注射を打たれ8日間朦朧と過ごし到着したのは南蒲港。
港では金正日将軍様が自ら笑顔で出迎え。予想外に気さくで優しい将軍様は、ウニを気遣い生活環境を整えてくれ「我々も素晴らしい映画をつくりたい」と映画への意気込みを示す。5年間収容所生活があるがかなり優遇されている。

シン・サンオク申相玉

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人気監督であったが、独裁政権下で思うような自由な作品が撮れなく八方塞がり。世間ではウニの疾走事件の疑いをかけられ、ビジネスパートナーに相談する(彼もまた北の工作員)その後、韓国から姿を消し国内では原因不明のまま片付けられる。
『車に乗っていた所、袋詰めにされる。クロロフィルをかがされで船に乗せられる。そして招待所。思想教育を受け、気がおかしくなり逃亡を試みるが捕まって膀胱を受け4年間そのまま』(本人談)
日本統治下時代に生まれ、東京美術学校(現:東京芸術大学)に留学の経験があり日本語が堪能の超親日

あらすじ

(〜キャストその背景から続きます)
ウニと別々に拉致された元夫シンは、金正日将軍の誕生会で監督と再会しその後再婚。
持っていたカセットレコーダーで北側とのやり取りの会話の秘密裏に録音を開始しつつ、2人で映画作りに没頭する。拉致状態ではあるが、潤沢な資金で好きな映画を作れることにはやり甲斐を感じざるを得ない複雑な心境。映画に造詣の深い金正日は彼らの自由を尊重して作品を撮らせ、モスクワ映画祭で受賞という功績も残し2年3ヶ月で17本作品を残すこととなる。

やがて2人は海外に行く機会も増え、都度に外国人に北での暮らしぶりをを聞かれるが「うまくやってる」と答えつつ逃げるチャンスを伺っていた。オーストラリアで監視の目を盗みホテルからの脱出に成功。米国大使館に掛け込む。
〜米国生活の後、1990年に韓国へ帰国。2006年死亡。
このような感じなので、当然帰国後の韓国映画業界は受け入れてはくれなかった。

感想・まとめ

個人的には、拉致テーマ作品という目線では見れなく、「いかに金正日が映画が好きだったのか?」「そこまで熱中させたのはなぜか?」ということが気になりました。

肉声テープの語りから本当に映画が好きなんだなということが伺えます。拉致じゃなくて普通に招聘すればよかったんじゃ?とも思えました。

金正日って“コンプレックスの塊”だったという話はよく耳にしますが、そういった金日成に劣り認められない部分が影響して映画に熱中して世界に作品を出したいとかおかしな方向に行ってしまったのかな?とふと思いました。
【秘録金正日(6)】「母似」の外見、生涯コンプレックス 「女房に冷たかった」父恐れ(1/4ページ) - 産経ニュース

金正日のぜいたくは「父親コンプレックス」のせい | Joongang Ilbo | 中央日報

拉致問題全般の話は長くなるので本日は割愛します。

 

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