威風堂々な彼女|備忘録〜あらすじ・感想【韓国ドラマ】

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【放送】
2003年3月12日〜5月8日(MBC)全17話
原題は「위풍당당 그녀」
視聴率は放送1ヶ月後で24.6%との記録あり。
監督・演出:キム・ジンマン
アイルランドエデンの東、キルミー・ヒールミー他)
脚本:べ・ユミ

【キャスト】
●ウニ(ペ・ドゥナ
クミの双子の妹だが実は財閥テソングループの孫(後半発覚)
シングルマザー(式直前に新郎に逃げられた)
ソウルに上京しオンマとリヤカーを引き訪問洗濯屋(ヤクルトレディーもやっていたが交通事故で辞める)

●クミ(キム・ユミ)
性格も健康状態も悪いが、頭と顔は良い。
金持ちの家に行ったはいいが叔母といとこにイビられる日々。
テソン財閥の跡取りになることを目標に耐え忍び勤しむ毎日。
後半自分が後継者候補ではないと知りトンデモない行動に出る。
いとこのウンスはインウが大好き。

●インウ(シン・ソンウ)
ニューヨークでMBA取得。
父親死亡。財産(負債)放棄のため手続きに行った弁護士事務所でウニと出会う。
ウニの書類封筒を取り違えてしまい渋々カイン食品を継ぐことになる。
潔癖症&子供嫌いだがウニのガサツな行動に徐々に耐性がついていき後半は子守ができるようにまで成長。

●ジフン(カン・ドンウォン
ソウルの献血車の中でウニと出会う。温厚な性格。血液型の件を知りつつクミのことをかばっていたが最後には流石に無理。。。と別れを告げる。

●キム会長(キム・ソンギョム)
テソン財閥会長。
実はウニの爺さん。金持ちだがドケチ。ウニとのデートを楽しみにしている。
インウの爺さんとは戦友で借りがある。
ウニのようにパンチの効いた営業力はないがインウの才能を買っている。
最終回でウニから「会長」ではなく「ハラボジ」と呼ばれることになるが、実の孫であることは知らない。

【プロット】
赤子、布団並べて同時出産。
・行き倒れ女(ウニ母)
・オンマ(クミ母)

行き倒れ女、産後死亡。

アッパ&オンマ
行き倒れ女の
札束入ったボストンバッグを
ネコババ

双子と装い育てる。
ウニばかりこき使う。

イチゴ畑上手く行かなくなる。
アッパ怪我。

<ウニ、ソウルへ家出>
献血車でジフンと出会う

<誕生プレゼント事件>
ジフンがウニに宛てたポケベルを
クミ渡さず隠蔽。

<アッパ焼死>
オンマ、ウニのせいと決めつけ
ウニを恨む。

加速する貧乏。

<テソンG会長来宅>
オンマ、クミが実孫だと嘘つき渡す。

〜6年後〜
<ウニ出産>
新郎に逃げられたため
シングルマザーとなる。

<家族でソウルへ>
貧困から都会へ。

<ヤクルトレディー>
ヤクルト配達中に交通事故。
ヤクルト路上に散乱。
持ち逃げする人続出www

<弁護士事務所へ>
示談金を多く取ろうと目論む。

<インウと出会う>

<2人の書類取り違い>
インウ、手続き間に合わず財産放棄できず。
父親の負債をかぶり、
工場経営せざるを得なくなる。

<家業の洗濯屋で靴紛失>
靴の洗濯を承っていたが片方紛失。
モーテルに詫に行く。

<朝ベッドで再会>
待ちくたびれベッドで爆睡のウニ、
インウ泥酔で目覚め互いにびっくり。
とりあえず警察へ。

<再就職>
経験がありパソコンができる等嘘を並べ
面接合格するがそこはインウの会社の
「カイン食品」。

<ジフンと再会>
オンマが倒れ病院に。
そこでジフンと再会するが、
姉ちゃんと付き合っていた。

<カイン食品の危機>
悪い噂が流れ工場長残し社員全員退社。
融資も困難に。

<ウニ家手放す>
オンマの手術費捻出。
双子の弟と赤子を引き連れ勝手に
インウの住む工場へ押しかけ
実効支配。

<在庫処分行商>
期限の迫った「トック」をリアカーに
積み赤子を背負い飲食店へ営業。

<はじめての契約>
根負けしたお店から「麺」を受注。
工場長から教えてもらいながら
自分で機械を動かし麺を製造する。

<テソン会長と商談>
「ワシを1ヶ月の間に感動させて
涙を流させたら取引をする」
との駆け引き。

<「感動」とは?>
ウニは考えたのだが答えが出ず、
爺ちゃんがいたらやってあげたいことを
会長とする。
〜チムジルバン、映画等
ご飯屋で自社のトックを食べさせる。

<クミ血液型相違>
ウニとジフンの仲良い様子に苛立つクミ。
父の遺品のドックタグの血液型はAB。
会社での検診でもO型

喜ぶ会長を横目に更に焦るクミ。
いとこのウンスや叔母との仲を
固めだす。

<ウニ血液型相違>
肝移植のため検査。
血液型不適合。

<クミ臓器提供拒否>

<オンマ激白>
「夫を殺したウニが憎くて
実の子クミを財閥一家に送った」

<クミ激白>
「そのまま死んで」

ジフン、ドン引き

<会長の激白>
「跡取りはカイン食品の
孫のインウじゃ」

≪クミ盗み聞き≫

<クミの仕掛け>
インウを自分のものにしようと画策。
★賞味期限改ざん★異物混入
ウニが愛する会社維持のために
事件を隠蔽する代わりに自分と結婚しろ!
と脅迫。
※ジフンのことは捨てる

<インウの優しさ>
ウニを思い会社を継続させようと
クミと結婚を決める。

<オンマ激白>
ウニに真実を全てを話す。
ウニは激怒。

事実が明るみになることを恐れ、
結婚を急ぐクミ。

インウ、クミのカラクリを
帳簿から発見!

<ウニの駆け引き>
クミに不正を黙っていてやるので
オンマに肝移植しろ!

<ウニ、仕事に邁進>
長いトックは子供には食べづらいと
短い(小さい)トックを開発。
事業拡大。

<ジフンの決意>
数々の悪事にポケベル隠蔽まで
発覚しクミから気持ちが覚める。
今度こそウニの力になりたいと思うが
ウニの心はインウにあり身を引く。

<インウの決意>
会社に戻ってきたインウは
ウニ社長の秘書として着任(笑)

≪終≫

【感想】
この作品の前後に「ロマンス」(先生と生徒の恋)、「屋根部屋のネコ」(同棲)「アイルランド」(精神疾患、AV女優)と、当時の韓国では禁断設定が立て続けにあり、この作品の「シングルマザー」が奮闘し成功するという設定もお茶の間的には斬新だったんだろうなと思いました。

主役も個性派のペ・ドゥナ、新人だったカン・ドンウォンを起用する辺りは監督のセンスのよさも感じるのですが、それ以外の設定は・出生の秘密・いじめ・貧困・財閥・復讐・臓器提供・・・とよくあるものばかりで代わり映えがしませんでした。

加えて、途中でお茶の間でカン・ドンウォンの人気が高まったからそうしたのでしょうか?それとも元からそうだったのか知りませんが、シン・ソンウ(インウ役)の影が話を重ねるに連れ薄くなり、ジフン先生色が強くなり「???」となってしまいました。

前半の田舎でのシーンが長すぎるし、シングルママの奮闘もいいのですが、赤子の存在感はギャン泣きと排泄物シーンでしか表せず。最後の方のドロドロから好転シーンもパタパタパタと畳み掛けるように終わってしまい味気ナシ。

ウニに「威風堂々」さはどこにも感じられなかったです。
むしろ威風堂々としていたのはジフン先生でした。

個人的には、リヤカーを引いて団地の部屋一軒一軒周って洗濯の仕事もらってくるというのが興味深かったですwww
当時の上下水道や洗濯機の普及率(普及していても汚れオチが悪かったとか)や手間を鑑みると、誇張はあれどもウニの洗濯屋に洗ってもらいたくなるような気もしないでもない。

「まーーーっしろに洗いますからね。」
と、「真っ白」を強調するのは、古来からの朝鮮人の「白」に対するこだわりを感じなくもない。
洗濯物干しのピンチから一本一本靴紐がそうめんのように吊るし干しているのはホラーでした。

【まとめ】
この作品の翌年に同監督演出で、新人ヒョンビンが出演している「アイルランド」が放送されるのですが、この「威風堂々な彼女」同様に設定とキャストが目新しく、さほど中身がない作品に仕上がってるのは共通しているような気がします。
威風〜は完全コメディなのでいいと思いますが、個人的には「アイルランド」は中二病みたいな作品にしか思えません(笑)