日感アルダ

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チソン出演「特殊工作員」 ヒドゥン・プリンセス 北朝鮮+韓国 VS CIA〜あらすじ感想【韓国映画】

2000年「第1回南北首脳会談」以降の南北和解ムードの流れを汲んだ作品のひとつ。

チソンがブレイクする前の作品なので生産枚数が少ないようですが、中古〜激安レンタル落ちを見つけたら買いかもしれません。

基本情報

題名:「特殊工作員 ヒドゥン・プリンセス 北朝鮮+韓国 VS CIA」
原題:「휘파람 공주」(日本訳:口笛姫) 
公開:2002年12月24日 (韓国)
監督:イ・ジョンファン
脚本:パク・ケオク

キャスト

■ジウン(キム・ヒョンス)

ヨーロッパで舞踊を選考し自由に育った平壌芸術団のトップ舞踊家。実は北の最高指導者の娘(つまり姫君)。

■ジュノ(チソン)

インディーズロックバンド「ノーフェンス」のリーダー。ドラム担当。

■サンチョル(ソン・ジル)

北朝鮮人民武力部特殊要員

■ソクジン(パク・サンミン)

大韓民国国家情報院警護チーム長

あらすじ

平壌芸術団のトップ舞踊家のジウン(キム・ヒョンス)は、実はなんと北の最高指導者の娘。
韓国公演を無事に終え、好奇心を抑えきれず滞在先のホテルから脱出!ソウルの街に内緒で飛び出す。

この情報に気づいた米国CIAのテロチームは、北と南の融和ムードを阻止しようとジウン姫を殺害しようと計画する。

緊急事態!
北と南は「南北協力プロジェクトチーム」を結成。
普段より工作活動で敵対している、南のソクジン(パク・サンミン)と北のサンチョル(イ・ヒョンチョル)は、いがみ合いながらも協力してCIAのテロチームから姫を守るためソウルの街を駆け回る。

肝心の姫君はというと、、、

ホテルから飛び出しヒッチハイクした車の中で男に襲われそうになったところを、ジュノ(チソン)に助けられる。

それをきっかけに姫君は、ジュノの反対を押し切り遂にマネージャーに就任。
“ロックフェス”に向けメンバーの世話を焼き始める。(潤沢なノースコリアンマネーで貧乏バンドをサポート)

フェス当日。
いがみ合っていた姫とチソンは互いを思う気持ちを確認する。

曲は姫君作詞の北と南関係に自分とジュノの関係を投影させた内容。

フェス会場に姫君を守るために張り付く北と南の工作員。そして命を狙うCIA。
遂に銃撃戦が始まってしまい、死者、負傷者、会場はめちゃくちゃに。

米国のテロリストに撃たれそうになった南のソクジンを体を張って守り命を落とす北のサンチョルの熱い友情。

リベンジでCIAのテロリストを全員殺害。

国境のない北朝鮮に帰国し離れ離れになってしまった姫君とジュノ。

− − − − − −

軍隊に入隊したジュノ。
彼の任務は、監視台の上で望遠鏡で北側の監視。

ある日の監視中、北の方から放送が流れてくる。

「ジュノ(チソン)同志を熱烈に歓迎します。友情の音楽です。同志のためのリクエストです。友情の贈り物です。」

やがて曲が流れる。ノーフェンスの曲だ。その曲の歌詞は『離れ離れだけどいつか会えるよ』と希望に満ちた内容だった。

作品時代背景

この作品が公開される2年前の2000年に「第1回南北首脳会談」が開催されました。
互いのトップ同士(金大中金正日)が会うのは1948年の半島分離以来52年振り。
この会談で「南北共同宣言」が締結されます。
締結内容をざっくり言うと、祖国統一、経済発展、交流事業、離散家族再会という内容でした。

この頃(2000年直後)この作品の他にも、南と北の友好的な内容の作品が数本制作されています。(チョ・インソン主演の「ラブ・インポッシブル」など)

タイトルの秘密

原題の「휘파람 공주」の和訳は「口笛姫」なのですが、北朝鮮の大人気曲の「휘파람(口笛)」を意識して付けられたそうです。

ぷんおの辛口感想

ローマの休日バリにホテルを抜け出し下々の暮らす街に繰り出す自由奔放な姫君。。。
そして、最初はプンスカ喧嘩していた2人が共通の音楽を通じて心を通わせていく。。
同盟国なのに反米設定。。。
敵対していた南と北の工作員の間に生まれる友情。。。
別れ別れにはなったけど、フェンスがある38度線の向こうから『ノーフェンス』の曲が聞こえてくる。。。

〜とチラシの裏みたいな内容なんで半分寝そうになりました。
チソンファンじゃないと見るの辛いかもですw