日感アルダ

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韓国版「肩ごしの恋人」日本ドラマのリメイク〜あらすじ・感想【韓国映画】

唯川恵原作の日本ドラマ「肩ごしの恋人」のリメイク。

基本情報

題名:「어깨너머의 연인」
公開:2007年10月18日(韓国)2007年11月23日(日本)
監督:イ・オンヒ
原作:唯川恵
キャスト:イ・ミヨン、イ・テラン他

あらすじ

32歳独身のジョンワン(イ・ミヨン)は、最近知名度が上がってきた写真作家。
恋愛はしていたいが、結婚願望がない。
ある日、肌荒れや突然の不調がおとずれる。その原因を “していない”からだと結論づけ、健康のため(?)に恋愛パートナーになる男性を探しはじめる。

ジョンワンの10年以上の親友のヒス(イ・テラン)。
美しくセクシーで華やかでドラマチックな恋愛を重ねてきたが、結局はルックスは冴えないがお金持ちで富と時間を与えてくれる男性と結婚し悠々自適に暮らしている。
ある日、夫の不倫が発覚。
不倫相手はピチピチの若い娘。プライドが傷ついたヒスは「他の女が用済みにした男は要らない」と夫に離婚を突きつけジョンワンの家に転がり込む。

一方ジョンワンは妻のいる男性と不倫に走り・・・。

感想

日本版では、萌(米倉)が、高校生の崇の子を身ごもるが彼には言わず未婚で出産。るり子(高岡)は金持ちの夫と離婚し、萌の支えとなりその子と3人の人生を選択するという、新しい女性の生き方を描いた友情ドラマだった。

韓国版では「不倫」や「嫉妬」が中心に描かれており、独身主義のジョンワンの価値観を否定する一方それを羨ましく思うヒスの嫉妬心が中心。結局ヒスは旦那とヨリを戻し、結婚し家庭に納まるのも良い生き方だと悟る。一方ジョンワンは男に頼らず更に自立の道を歩むといった結末。

韓国版には、文ちゃん(バー経営のゲイ)やリョウ(ゲイ専門書籍店)などの面白いキャラや設定は全くない。崇の設定に至っては、22歳で産みの母を探しに来たメキシコ系韓国人になっている。
韓国で描けない設定を海外養子の人生の複雑さに全て置き換えたように見受けられた。

当時の韓国作品にしてはベッドシーン(といってもライト)が多く描かれており、そういう意味でセンセーショナル感はあったのかもしれない。

原作と共通点を見出すという点では難解な作品であった。