日感アルダ

映画、ドラマ、文化、日常の果てしなき考察

韓国映画『用意周到ミス・シン』(2007年) あらすじ・感想〜間接広告( PPL)考察

こんにちは!ぷんおです。

本日の作品は、韓国映画『用意周到ミス・シン』(2007年)

日本でも人気があったドラマ『ファンタスティック・カップル』(2006年)で一躍有名になったハン・イェスルの映画初主演作品。

設定に協賛企業がそのまま使われていたりと当時の韓国らしい作品であったので記録しておきます。

作品を観るには?

配信はありません。興味のある方はレンタルもしくはレンタル落ちDVD対応でお願いします。

基本情報

原題:『용의주도 미스신』
公開:2007年12月18 日
監督:パク・ヨンジプ
プロデューサー:チャ・スンジェ他
脚本:パク・ウニョン
出演:下記あらすじに記載
音楽:チョ・ヨンウク
製作:サイダスFNH

※脚本は2005年映画振興委員会シナリオ公募展の優秀作品がベースとのことなのですが、どこまでがどうなのか疑わしい感じです。

あらすじ&登場人物

※個人まとめです。

華やかな美貌&ナイスバディのシンミス(ハン・イェスル)
それだけではなく広告代理店の敏腕AE(アカウントエグゼクティブ=クライアント担当)と知性も兼ね備えた無敵の女王。

旦那に恵まれなく離婚してしまった母親のようにはなりたくない!と好条件の男を見つけては買い物かごに放り込むようにキープ。

彼女の現在の男のショッピングリストには3人の男が。

  1. 敬虔なクリスチャンで奉仕活動熱心な財閥3世
    イ・ジュンソ(クォン・オジュン)
  2. 検事を目指し司法試験浪人のブサメン先輩
    キム・ユンチョル(キム・イングォン)
  3. クラブで目をつけたモムチャンラッパー
    ソン・ヒョンジュン(ソン・ホヨン ※当時元「god」メンバー

彼らの好みに合わせ、時には清純に、時にはセクシーに、、、と目まぐるしく態度やスタイルを変え、辻褄合わせに勤しむシンミス。

それを冷ややかな目で見つめる同じアパートに引っ越ししてきた “カッチルナム” な 第4の男ハン・ドンミン(イ・ジョンヒョク)。(〜カッチルナム[까칠남]カチカチ男=刺々しく愛想な男の意。良く言えばクール)

なんとドンミンはシンミスの広告代理店のプレゼン先の広告担当。

当初は契約を反故にしようとしたドンミンだったが、自分の両親に紹介する彼女が必要となりシンミスに彼女の代役をお願いしたことから仲が深まっていく。

〜最終的には、1.の男は手フェチでキモい。2.の男は検事になった途端二股。3.の男はストーカー化。
キープしていた男をすべて失い、仕事で大失敗したシンミスはドンミンの優しさに気づくが、思い切って会社を辞めパリに旅立つ。

ドンミンは「待っている」とシンミスを送り出すが、舌の根も乾かぬうち現地でイケメンが気になる始末(笑)
<終>

※シンミス(名字:神。名前は父親がつけた。Miss でもあるが間違いのミスでもあると嘆く)

スポンサー企業「KFT」の間接広告(PPL)とサイダス

実在した企業「KFT」(通信会社 現在はKTに経営統合)の第3世代移動通信システム(3G)のブランド「SHOW」のプロモーションが劇中で展開されます。

劇中、長々とサービスの特徴やマーケットにもたらす可能性云々のプレゼンシーンや、テレビが映る(くるっと画面回転させるやつ)携帯など最新鋭の端末なんかが披露されております。

他作に比べてこのくだりが長いのは、公開の前年の2006年に当時名プロデューサーとして名を馳せたチャ・スンジェが、KTFの親会社KT社にサイダスFNHの経営権を売却しちゃった(売り逃げ)というエピソードが影響したのか?しないのか?

実際に2007年あたりからのサイダスFNHの作品は本作のような中途半端な作品が多発していた印象です。

※間接広告の法改定は2010年にあったと思います(うろ覚えですいません)

当時サイダス所属の「god」元メンバー激歌唱

当時のサイダス(サイダスHQとして芸能事務所に分離する前)には「猟奇的な彼女」でトップスタートなったチョン・ジヒョンチョン・ウソンチャ・テヒョンチョ・インソンチャン・ヒョク、そしてこの作品の主演ハン・イェスル、、、

そしてアイドルグループ「god」(1991年〜2005年 2014年〜)も所属していました。(その後JYPへ)

元メンバーのソン・ホヨンが出演して長尺の歌唱シーン(マジで長いw)があったのも事務所の遊び心というか推しだったのかもです。

その他PPL

作品98%にハン・イェスルが登場しているのですが、彼女着用の洋服なども全て間接広告だったと思われます。これはあるあるなのでケンチャナヨなのですが、シンミスがパリに旅立つ(元々パリに憧れ)ことを決めたときの巨大看板がPARADISE(カジノのパラダイスか?)なんちゃら(ツアー会社)だったり、安定のBMW出現だったり、、、

〜なにを言いたいのかというと、サイダスは様々な企業から金をかき集めるのが上手い!ということです(笑)

韓国国内で興行に成功しなかった駄作の版権を日本に売ってDVD発売とかホント商売上手ですわ。

※チャ・スンジェとサイダスの話は後日まとめます。

作品OST

主題歌「Make Me Shine」は、ハン・イェスル。ソン・ホヨン(元「god」)歌唱曲(22曲目)参加の楽曲(10曲目)が。Spotifyにあります。

ぷんおの感想&まとめ

脚本自体はありきたりですが、くるくる変わるハン・イェスルとその美貌&スタイルは眼福、、、と言いたいとこですが消費されてる感じが否めませんでした。

この作品で新人賞総なめしたそうなのですが、やはり金の力なのかな?といった印象です。

〜それではまたお会いしましょう!