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近くて遠い国!韓国文化を映像から考察〜ジャニーズ文化もウォッチ

ユ・ヘジン主演「レッスル!」あらすじ・感想【韓国映画】

夢って追いかけているうちに、なぜ追いかけているかわからなくなることありませんか?

モテモテ役のユ・ヘジンと、キム・ミンジェの遅れてきた反抗期の演技に注目!

基本情報

題名:「レッスル!」
原題:「레슬러 」(LOVE+SLING)
公開:2018年5月9日(韓国)
監督:キム・デウン
脚本:キム・デウン

キャスト

・ギボ(ユ・ヘジン)

特技は家事、趣味は息子自慢!
かつてはレスリングの代表選手。妻が亡き後、息子のソンウンを金メダリストに育てることだけが生きがいのシングルファザー
家事の合間にレスリングジムで近所の主婦たちにエアロビクスを教えて生計を立ている。
住まいはガヨンの一軒家の半地下。

・ソンウン(キム・ミンジェ

若手有望株のレスリング選手。
幼馴染のガヨンに思いを寄せるが「私がママになる」(ギボと結婚したいの意)との逆告白で大ショック。
何をやってもチラつく父親の影にウンザリ。ついに蓄積されていた不満が爆発し、国家代表選抜を目前に「レスリングを辞めたい」と言い出す。

・ガヨン(イ・ソンギョン)

10年前にギボとソンウンが引っ越してきた時からギボに片思い。
気持ちを隠すことが限界に達し積極的にアプローチを始める。

・ギボのお母さん(ナ・ムニ)

子どもはいつか独立し、親は結果ひとりになる。男やもめの息子を心配し、是が非でも再婚させようと奮闘。

・ドナ(ファンウ・スルヘ)

医師。ギボの見合い相手。個性的で好奇心旺盛。ガヨンに好かれて困っているギボの頼みでニセカノ役を引き受ける。

・ソンス(ソン・ドンイル)

ガヨンのお父さん。娘のスマホの中身がギボの画像ばかりで大ショック。

あらすじ

レスリング国家代表選手だったギボの夢は、一人息子のソンウンを金メダリストにすること。
ある日、娘同然に可愛がっているガヨンからまさかの愛の告白を受ける。
そのことで親子の関係がギクシャクし出し、遅れてきた反抗期のように「レスリングをやめたい」とソンウンが言い出し慌てるギボ。
ガヨンはギボを諦めるがソンウンの誤解は止まらず、ついに大切な試合で親子喧嘩が始まる、、、。

ネタバレ

リングの上で親子喧嘩(レスリング)が始まり取っ組み合い(格闘)をするうちに、レスリングを始めた原点の記憶(好きだからやっている)を思い出し号泣。

ここで2人はレスリングから離れ、ギボは旅行をしたり自分の時間を楽しみ、ソンウンは自分の意志でレスリングを再び選びます。

感想

息子とベッタリのギボですが、周囲からそのことを指摘されたりガヨンの告白やソンウンの反抗期を目の当たりにするにつれ子どもの成長を実感。認めたくはないんだけれど“徐々”に子離れを受け入れなければならない状態に入っていく様子が味わい深かったです。

奇をてらった設定なんですが、ベースは地味な親子関係の問題で、過干渉&過度な期待を子どもに背負わせる傾向のある韓国ですが、一旦重荷を外してあげてフラットな状態にして、互い(親子別々の)夢を見直すという、ありそうでない結末に好感が持てました。

見落としがちなんですが、エンドロールの途中でギボさんとドナ先生とのやり取りが出てきます。ギボさんにLOVEが訪れることに期待なのですが、まだまだ息子命のようでした(笑)

「レッスル!」というタイトルの割に、レスリングシーンが少ないとか、他のユ・ヘジン作品に比べてつまらないとの声も散見するのですが、コミカルな中に親子の心の成長の様子がひしひしと伝わる作品でした。
表面上の突飛な設定じゃなくて、ギボ&ソンウンの親子関係に注目しながら鑑賞することをオススメします。

・・・自分の人生は自分だけのものだけど、他人の人生を理解した上で初めて手に入れることができる、、、と思いました!

以上となります。お付き合いいただきありがとうございます!