こんにちは!ぷんおです。
「鐘路3街で早朝ごはん」シリーズ!
前回の記事はこちら👇
日本でなかなか味わえない味
ほとんどの韓国料理がなにかしらの形(インスタント含め)で食べられるようになった現在ですが、本格的に牛を煮込んだ白濁系スープ(ソルロンタン、コムタン系)にはなかなか出会えません。
ということで、旅行前から食べようと決め事前にNAVERで検索。
ホテルから徒歩圏に24時間営業のコムタンの専門店を見つけました!
そう!人生初のコムタンなんです!!!
お店の名前は「연춘옥」。
帰国してからKONESTとソウルナビで検索したのですが「ヨンチュノッ」「ヨンチュンオッ」とカタカナ表記がバラバラなため検索に引っかかってきづらいかもです。
👇NAVER地図と店舗情報へのリンクです。目印はそびえ立つCGV
お店はどこだ?!
地図アプリのルート検索ナビで目的地に着いたのですが、あたりにそれらしき店はない。
そして早朝6時、、、周りには誰もいない。
その時、ひとりの早朝お仕事おじさんが。
「この人に教えてもらわないと永遠にどこかわからない!」
と、スマホの画面をおじさんの顔にグイグイ押し付けて主張。
けげんそうな顔でおじさんは「そこでしょ?」と目の前を指をさす。
くるっと振り向くと、私の後ろには日本でいうところのレトロな純喫茶(韓国でいうところの茶房)的建物が!!!
「ここ、喫茶店じゃないんですか?」と言いかけたとき、路上に灯るお店の名前「연춘옥」と書かれた電飾看板が目に入る。
NAVERの書き込みで『81年の伝統』と書いていたため、勝手に年季の入った木造1階平屋建てのような風格のある方のレトロなお店を想像していたのですが、違った意味のレトロかつ周囲に溶け込んでいたので全く気づかなかったわけです。
いやいやホント、先入観って恐ろしいですね(笑)
アンニョンハセヨー!연춘옥さん!
ドアの向こうも外壁とリンクする煉瓦風壁紙(後貼り)ではあるが、天井廻縁の飴色感やテーブルや椅子、二階に続く階段あたりに風格を感じる。
(元々喫茶店かなにかであったところに居抜きで越してきたのか、創業者がモダン好きだったのか、、、色々と想像)
カトラリーの整理をしていたおばさまが、ひとり寂しく早朝に訪れた見るからに日本人観光客の私に優しくしてくれる。
「コムタンね?」
「はい!そのとおりです!」と元気よく返事をする私。
声にならない心の中の叫び、
〜〜本当は骨のゴロッとした尻尾部が入ったコリコムタンに憧れがあるのですが、まずはコムタンから入門したいと思います!
そんな私の気持ちをおばさまはちゃんと見抜いてらっしゃるのだ。
何年も何十年もの長い間このお店は、私のようなひとり日本人女子(ちょっと変わったタイプ)をどーんと受け止めてきてくれていたのだろうなぁ。
・・・と勝手に想像をしながら席でコムタンが運ばれてくるのを待つ。
はじめまして!コムタンさん!
👇おかずの真ん中にある白いのは糸こんにゃくではなく麺です。
長ネギがいっぱい。スープの中の見えそうで見えないお肉はこんな感じ。
スープはソルロンタンより澄んでおり、あっさりとした感じでした。
う、うまい!あっさりながらも複雑な味!!!
価格は1,100₩でした。
『二日酔いに効く』スープな話
店内でひとりコムタンを食べる妙齢の日本人女性ひとり(私のこと)。
明らかに場違いだ。
だけど、この店は優しく包んでくれる。
そうしていると、ポツリポツリとお客さんが入ってくる。
若いカップル、、、
そして、私より妙齢のお姉さまとおじさまのカップル、、、
ここは鐘路3街、、、。
こうしてこのお店は鐘路の夜明けと愛を見守ってきたのであろう。
そして24時間訪れる様々な仕事や事情を抱える人々をそっと包んできたのであろう。
なんて考えながら店を後にする。
コムタンは二日酔いだけではなく、気づきを与えてくれる素敵な料理だと思いました。
ぷんおの感想
ソルロンタンとコムタンの違いはなんなのか?
定義を書いているのを色々読んだのですが、みな違うことを言ってます。
それと同じ感じで印象&感想も人それぞれかと思います。
日頃から濃い味付けのものを食べている方&好きな方には味の差が感じられないかと思われます。私が辛いものの味がほとんど同じに感じるように、、、。
〜以上となります。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。
2023年3月の旅の思い出はまだまだ続きます!