日感アルダ

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北朝鮮、金剛山のゴルフ場の撤去作業完了?〜『海金剛ホテル』に続き韓国側施設を次々破壊!

こんにちは、ぷんおのニュース考察の時間です。

3月14日に確認された、海上浮遊式ホテル『海金剛(へぐむがん)ホテル』の解体から約1ヶ月。次は『ゴルフ場』ですよ!

衛星写真では、ゴルフ場にある8つの建物と外壁が解体され、コンクリートの土台だけが残っている状態。北朝鮮は10日ごろから解体作業を開始し、8日間ほどで撤去作業を事実上終えたとのこと。(注意:これらは全て韓国の企業が建てた韓国企業の所有施設です)

8日という短期間、超高速で建物全てをぶっ壊したということなのですが、一体なにが起こったのでしょうか?

さあ、今日も調査開始です!

👇北朝鮮 金剛山の韓国側ゴルフ場撤去作業を事実上完了か(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース


KBSのニュース内におしゃれで立派な施設の外観が映った動画リンクあります。(KBS:https://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=5443709

金剛山のゴルフ場』の持ち主は誰?

韓国の『アナンティグループ』(아난티)の所有施設のようです。(財閥ではないけどリゾート業界2位)

1987年1月16日設立、資本金85億2千万ウォン 売上高1,348億6千万ウォン (いずれも21年末日時点)代表者はイ・マンギュ氏。

以下、所有施設を公式HP https://ananti.kr/koから抽出。

アナンティコード(京畿道加平郡:ゴルフ場付帯のリゾート),アナンティ・コーブ(釜山広域市機張郡:シーサイドリゾート),アナンティ南海(慶尚南道南海郡:ゴルフ場付帯のシーサイドリゾート),アナンティ清潭(ソウル市江南区:会員限定女性専用施設),アナンティヒルトン(釜山広域市機張郡),Dr.アナンティ(釜山広域市機張郡),ヴィラージュ・ド・アナンティ(釜山広域市機張郡:2023年開業予定)

・・・凄く素敵なロケーションと施設ばかりで見入ってしまいました(^ω^)

解体前後の報道から見える破壊の理由

昨年の話

昨年(1月26日)のニュースでは、大韓ゴルフ協会新任会長が「金剛山ゴルフ場でゴルフ世界選手権を開催する」なんていう話もあって、「北朝鮮は観光客誘致に興味があるから遅かれ早かれ門戸を開くだろう」的な楽観的な発言(笑)
個人的にはこういう上から発言、とっても良くないと思います!

(参考:中央日報 https://www.joongang.co.kr/article/23978660#home

最近の話

で、この金剛山のゴルフ場について調べていくと、4月12日のニュースで「アナンティ、北朝鮮でのビジネスを畳む(停止終了する)」と韓国の所有会社が手を引く話が既に報じられていました。

(参考:朝鮮日報 https://biz.chosun.com/distribution/channel/2022/04/12/JK4AL4UDSJHV5FZAZBXRFO3GVI/

下記、記事の一部引用翻訳。

アナンティは金剛山観光特区に保有しているゴルフ場(18ホール)とリゾート(96室)の資産507億ウォン(2021年12月末時点)を精算する計画だ。

アナンティは北朝鮮現代峨山(あさん)に賃貸した土地168万5000㎡(約51万坪)を2004年から2054年まで50年間再賃貸(又借り)してゴルフコースやリゾート建物など建設したが、オープンすることなく事業から手を引くこととなった。

アナンティ関係者は「現在、アナンティが運営推進する事業が7つもある状況で、金剛山事業によってブランド価値と信頼性を損なうよりは、きれいに整理するのが正しい道だと判断した」とし「今後国内外でブランドを拡充することに集中する」と述べた。

2008年に竣工した「アナンティ金剛山ゴルフリゾート」は、2003年に始まった金剛山観光が2008年の韓国人観光客射殺事件で全面中断され、開場できなかったまま放置された状態だった。

(翻訳:Google&ぷんお)

〜昨年の記事も北朝鮮的には面白くないだろうけど、『北朝鮮と関わっているとブランド価値と信頼性が失われる』っていうアナンティの撤退理由!!!

これ、かなりインパクトあると思いませんか?

昨年の時点で507億ウォン(約50,7億円)の資産価値があったんですよ!!!

この話を先に耳にした金正恩が頭にきて、高速でぶっ壊し指示をしたのではないか?と私は思いました。(だいたい日にち的にも合ってる感じ)

金正恩の「見るだけで気分が悪くなる施設」一覧

「見るだけで気分が悪くなる施設」=韓国所有施設です。

前回の『海金剛ホテル』の考察でも書いたのですが、下記が候補と言われています。

離散家族面会所(家族ホテル)、金剛山ホテル、温井閣、高城港、文化会館、金剛山玉流館、金剛ペンションタウン、九龍村、温泉ビレッジ、第2温廷閣、高城港海鮮料理店、高城港ゴルフ場、高城港出入国事務所など

※この中の、九龍周辺、高城港ゴルフ場付近は4月9日に山火事で燃えた(3000坪以上)という報道もあるのですが、自然の山火事なのかなんなのか?韓国側も所有物の被害も12日の時点では把握していないようなことを書いてありました。

調査&考察を終えての感想

今回の件は、別のニュースでは「北朝鮮がどのように速い速度で建物を崩壊させたのか分からない」「ブルドーザーに押し出してしまったかもしれない」との話(米国調査員談)もあり、明らかに金正恩のスイッチが入ったと思うのは私だけでしょうか?

金剛山の観光開発は、金大中政権が開始した「太陽政策」の一貫で、金剛山は「離散家族の再会の場」でした。

家族達の宿泊場だった海金剛ホテルが勝手に壊されたニュースを知った時、北朝鮮拉致問題と重ねてしまい、この三代目将軍の金正恩には、そういった「情」的なものがマジでないんだなぁ、、、

と、話が更に通じなさそうな気配にブルーになりました。

もう、最近なにがなんだかわかりませんっ!!!

 

〜ということで、本日もお読みいただきありがとうございます。
またお会いしましょう!

👇『海金剛ホテル』の考察記事はコチラ

aruda.hatenablog.com