日感アルダ

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映画「デッドエンドの思い出」あらすじ・感想【日韓合作】

こんにちは!ぷんおです。

少女時代のスヨン主演「デッドエンドの思い出」をアマプラで観ました。

デットエンドは日本語で袋小路の意味です。

基本情報

原題:「막다른 골목의 추억」
公開:2019年2月16日(日本)
※韓国では『釜山国際映画祭2018年』初上映
監督脚本:チェ・ヒョンヨン
原作:よしもとばなな
出演:スヨン(少女時代)、田中俊介(BOYS AND MEN)他

あらすじ

婚約中の韓国人カップルユミとテギュ。彼が名古屋に転勤してから次第に連絡が途絶えていく。ユミはテギュに告げず名古屋に行きアパートを訪ねるが、ドアから出てきたのはエプロン姿の見知らぬ女性。部屋から滲み出る生活感。話を聞くと2人は婚約しておりユミに事実を言うタイミングを見計らっていたとのこと。
想定外の出来事を受け止められず街をさまようユミは、袋小路にある「エンドポイント」という閉業間近の古民家カフェ兼ゲストハウスを見つけ、最後のお客さんとして宿泊することになる。
オーナーの西山、そこに集うおせっかいな常連客たちとの交流、名古屋の街に癒やされ徐々に気持ちを整理し自分自身を取り戻していき、韓国へ帰る。

ぷんおの感想

人生の袋小路って、失恋の他に色々(他の喪失、病気、金銭問題など)ありますが、傷心状態だからこそ見えてきたり響いてくるものがあると思うのですが、それに気づくか気づかないか?探せるか?探そうとするか?

まさにオーナの西山の「幸せなことだけ見つめて生きる」という言葉どおりだと思いました。

古民家民宿カフェの名前の『エンドポイント』。
エンドポイントを直訳すると「終点」ですが、IT用語では「ネットワークに繋がっている端末」という意味とのこと。

引きずる人とそうじゃない人の違いは、普段からネットワークに繋がっいてる他の端末(人や物事趣味など)の多さかな?と思いました。

原作あらすじをチェックしてみたのですが、彼氏に貸してたお金のカタに車を貰うくだりは一緒で、映画では廃車にすることで心の区切りを付けたカタチになってます。

東京で家族と仲良く暮らす私(ミミ)は、遠距離恋愛になってから次第に会う頻度が減り、ついに連絡が途絶えた婚約者の高梨に会いに行く決心をした。高梨の部屋には新しい恋人がいて、彼女は高梨と結婚することになったという。そこへ帰ってきた高梨が謝りながら、もう心を決めたと打ち明けた。ショックで帰る気力をなくした私は気持ちの整理のためにその街にとどまることを選び、おじが経営する飲食店「袋小路」の2階でしばらく過ごすことになる。
「袋小路」の雇われ店長の西山が私の目付け役になる。彼には幼少期に有名な大学教授であった父親に軟禁生活を強いられ、それがニュースとして取りざたされたという過去がある。今の西山は身軽で、バランスがよく、どこかつかみどころがないが、周りの人たちからとても好かれている。私も店を手伝うようになり、はじめは事務的な関係でしかなかった西山と打ち解けていく。ある夜、私は西山に子供の頃の出来事について触れてみた。西山は自分がバランスがよくて人との距離の取り方が上手いのは、子供の頃のその生活とその後の自由気ままな生活の両方を体験したからだと思う、と話す。そして私は西山から、この街に残っているのは未練のほかに何か理由があるんじゃないかと聞かれる。私はこれまでずっと誰にも言えないでいた、高梨が車を買うための100万円を彼に貸したままなことを西山に打ち明けた。それを人に話せたことでだんだんと自分の気持ちに整理がつき、私は家に帰ることを決める。
西山に帰ることを告げた次の日、彼が高梨の車に乗ってきた。西山は高梨に会いに行って自分が新しい恋人だと嘘をつき、100万を返してほしい、返せないのなら買った車を譲ってほしいと言ってみたら、高梨は思いのほかあっさりとこの車を譲ったという。私たちはその車でドライブへ出かけ、公園で穏やかな一日を過ごす。次の日、私は西山と別れを惜しみ、車を運転して東京の家へ帰る。

デッドエンドの思い出 - Wikipedi

〜以上となります。