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King & Prince『Trace Trace』予知曲?歌詞考察&解釈〜TOBE合流【歌詞付き】

こんにちは、ぷんおです(^ω^)

本日は King & Prince の「Trace Trace(トレーストレース)」の歌詞考察・独自解釈を書いていきたいと思います。

この曲は、永瀬廉くん主演のドラマ「新・信長公記」の主題歌として作られた曲ですが、🔥恐るべし予知曲🔥となっているので改めて復習していきたいと思います。

👇その他の和訳解釈とか

King & Prince「TraceTrace」- Dance ver. - YouTube Edit

※本記事は2023年5月22日のリライトとなります。(更新日:2023年7月7日の夕方)

時間軸を用紙に例えてみる

「新・信長公記」の世界観同様、現在と過去、そして未来がクロスオーバーします。紙で例えるとこんな感じ。

現在Aの後ろ側には過去Bという用紙がありますが、図のように大きさや厚さ材質も違い、ぴったり重なっているわけではありません。もちろんBは複数重なっています。

そして、未来Cという用紙。

まだ存在しないものだけど、どんな用紙(夢や希望)にしたいかということは自分の志(こころざし)次第。自分で決めることができます。もちろん一枚だけではありません。

上記の図はひとりだけの人生の重なり。下記の図は3名分の紙の重なり例となります(3色に色分けしました)。
重なったり重なっていなかったり。必ずしもこの3名は知人ではなく赤の他人で重なっていても気づいていないことが当然あります。

この紙の重なりを考えつつ、歌詞に出てくる筆やペンのなぞり書きや、僕が描きたかった絵、一切を込めて描く線のことを想像すると、複写的意味のトレースの意味をベースに単語のもつ様々な意味が当てはまって行くような気がしました。
traceの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB

では、歌詞に行きます。

未来の夢を見失った僕の気づき

話したいことがあったんだった
僕らがいるこの今日に 何を思っていただろう
ただ描きたい絵があったんだった

『僕らがいる今日に〜』は、僕たちがいる今日を思い描いた過去の自分の(未来への)思い。過去自分が未来に対し何を思っていたのか?と夢を見失った現状で「ただ描きたい絵があったんだ」と過去の思いに気づく感じ。

誰かをなぞる筆で何を描けただろうか
覚める

自分の夢は自分のもの。自分が切り開く(なぞり書きでは描けない)。
誰かの意思で動かされそうになっていたり、自分を見失っている状態からの覚醒。
ドラマでも信長くんたちは理事長の意思やクローンということも乗り越えて行きました。

誰と何をundertakeしたのか?

いつか
Cannot be somebody
So I just undertake

ここはドラマの内容通りの解釈でいきます。

クローンの信長くんはクローンだけど過去の信長ではないオリジナルの信長くんで代わりはいない。だから僕はundertakeする。いつかきっと。って感じになるかと思います。

ここで、出てくるundertake問題。

英辞郎でundertake検索すると下記の3つの意味が書いています。

undertakeの意味
1.〔義務・責任・仕事・地位などを〕
  引き受ける、請け負う、負う
2. 企てる、始める、〔~に〕着手する、〔~に〕取りかかる
3. 保証する、約束する、〔~と〕断言する


ドラマのキャラだとヒロインのみやび(山田杏奈)が undertake したことがわかりやすいかな?
理事長を倒し、気を失った信長くんに「信長くんは私が守る!」と言ってた気がします。
結果、みやびは大学でクローン研究の道へ進み、実績を残し6年の歳月が経過。みんなと再会はできましたが、クローンが歳月を重ねるにつれバグのようなものが出てくる可能性だってあります。みやびはそれも含めundertakeしているかと思います。

さて、この部分ドラマの内容と歌詞を照らし合わせ訳しましたが、キンプリの現状に当てはめることが実はできます。

(俺の代わりは)他のヤツにはできない。だから俺はお前とundertakeするって感じかな?justが入っているのできつい感じではなく、他の誰かには僕の代わりはできないよ。だから僕はただ君とundertakeするからね。っていう感じ。微妙過ぎてごめんなさい。undertakeはそう安々と引き受けるものではなく、引き受けたもの丸ごと背負っていく重厚パワーな感じです。?

2人体制になったキンプリ(廉海)は、のびやかにファンと相談しながら色々と企てている様子ですね(打ち合わせw)

言える想いの全てが嘘だって言うならさ
ただぶつかって伝えようぜ
君の歩幅で歩けるならさ 嘘だっていいから

Give me another name
Then I just undertake

『Give me another name』は、「違う名前をくれ」ではなく「僕がundertakeした事柄が成功したときに(今と)違う評価をして」と訳しました。
信長くんでいえば、過去の武将信長の名声ではなく、信長のクローンだけど僕が今の世界で成し遂げたことを評価してほしいんだという感じになるかと思います。
これもキンプリに当てはめることができます。undertakeしたことに向かって行く道のりはまさに複数意味のtraceです。

みんなでなぞる一切を込めて

いつか思い出して ここにいたことを
一切を込めてなぞっていくだけ
未来忘れて分からなくなったんだ
はみ出して 交わって 重なって
描いたはず 今日のストーリー

SNSを見ると『いつか思い出してここにいたことを』を、キンプリがファンに対し「ここにいた事を思い出してね」と言っているように捉えている人が多かったのですが、私の印象はその真逆でかなり前向きな印象。

『いつか』という先の未来で自分を見失ったときに『ここ(今日の今や過去)にいたこと(みんなで描いたこと)を 思い出して』という意味。
先の未来で今と同じように自分を見失わないようにするのは、一切(現在・過去・未来)を込めてなぞっていく=しっかりと生きていくということだけ。
「だけ」という限定表現で「それしか(今をしっかり刻んで生きることしか)方法はない」という感じも伝わり、その手前の嘘だっていいのフレーズが活きてくるように感じました。

足跡のない場所ってどこ?

僕は今ここ 足跡のない場所
ここにある歴史刻み込むように
また今を思い描いて 自由に

舞台は一切を込めてなぞるだけの現状から未来(足跡のない場所)へ移動!!!

退所後、心配だったあの2人らしき姿が「足跡のない場所」からみんなを呼んでいるようですね。2023年7月7日 19:00から、、、新たなるundertakeの発表があったらいいですね!

一切を背負う責任感

歌詞に戻ります。

僕ら今ここ 足音残して行こう
君の絵に愛を せめて今だけ

ひと足先に行っていた場所にみんなを呼び寄せ「足音残していこう」と言っています。のない場所イコール未来(現時点で思い描く夢)で足音を残すと言っています。

ここで「足音なんて残せるの?」という疑問が出てくるかと思いますが、未来を想いあれこれ語り合った声やペンを走らせた音は記憶に刻まれます。

そのことは先の未来に忘れてしまうかもしれない。だからより一層彼にとって君が書いた未来予想図は愛おしく美しいものかもしれません。

・・・歌詞飛びます。

ここが君と僕の境界
どうやっても君が知ることのない将来

残らない軌跡の果てで ペン先突いて高く鳴らそうな

朝に触れた手に重ねて
なぐり描きした白昼夢
全て焼く夕景
夜を越えてまた明日で会おう

この部分もSNSなんかで「キンプリちゃんからの永遠の別れの挨拶」みたいな悲観的解釈をしている人が多いのですが、そもそも僕と君は、別線別紙の別人生。

残らない軌跡の果=「未来のそのまた未来でも」ペン先突いて高く鳴らそうな=「はみ出したり交わって描いてぶつかって伝え合いながら一緒に描きたい絵をたくさん描こうな」という意味で、それを描くのはいつかというと、過去に繰り返してきた『朝に触れた手に重ねて なぐり描きした白昼夢 全て焼く夕景 夜を越えてまた明日で会おう』というあって当たり前の日々。でも、このあって当たり前の日常の盤石たる日々が、予告もなく崩れ壊されてしまうことがあることはみなさんも痛感したことかと思います。

この後に続く『〜一切を込めてなぞっていくだけ』は、前半に比べ強く聴こえるかと思います。まるで日常の軌跡が奇跡だと知った僕の自覚が込められているように、、、

話したいことがあったんだった
僕らがいるこの今日に 何を思っていただろう

冒頭の歌詞がラストにも。

もう、会えないかも、、、と思った僕がまた今日も話しかけてくれました。
この歌詞は永遠にループするわけで、絶対にまた次の日も会えることになっている非常に強い内容だと思いました。

あと気になったところ、、、

いつか忘れてもいい ここにいないことを
君が一人でも歩けるだけ
未来思い出して今分かったんだ
僕がいた 君がいた ここにいた
ただそれだけさ

ただそれだけだった
それだけでよかったな
描いたのは今日のストーリー

平野くんが「死ぬなよー」っていう言葉に非常に近いと思いました、、、

ぷんおの感想

歌詞や曲調から推察すると、ドラマのストーリーベースで、子供でも登場人物や周りの友達に置き換えができる典型的な友情ソング。脱退騒動は全く関係なく作られたかと思います。

それが偶然というか必然というか、、、

歌詞の表面を読み聴きするだけでは「キンプリちゃんがさようならって言っているみたい(号泣)」と感じても仕方がないくらい歌詞がフィットしているし、逆に私のようにポジティブに捉えても、今起ころうとしている事柄とこれまたハマるんですよね😱

今回のゴタゴタで去ることを決めたティアラへの思いも尊重し「せめて今だけ」と愛を忘れない、いつもティアラのことを考えている5人の気持ちが恐ろしいくらいに当てはまってしまうので面白いなーと思いました。

 

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TraceTrace 
作詞・作曲:伊根、編曲:Souma Genda

話したいことがあったんだった
僕らがいるこの今日に 何を思っていただろう
ただ描(か)きたい絵があったんだった
誰かをなぞる筆で何を描けただろうか

覚める いつか
Cannot be somebody
So I just undertake

言える想いの全てが嘘だって言うならさ
ただぶつかって伝えようぜ
君の歩幅で歩けるならさ 嘘だっていいから

Give me another name
Then I just undertake

いつか思い出して ここにいたことを
一切を込めてなぞっていくだけ
未来忘れて分からなくなったんだ
はみ出して 交わって 重なって
描いたはず 今日のストーリー

僕は今ここ 足跡のない場所
ここにある歴史刻み込むように
また今を思い描いて 自由に
僕ら今ここ 足音残して行こう
君の絵に愛を せめて今だけ

話したいことがあったんだった
過去を辿った今で 何が未来にあるだろう
分からないことがあったんだった
何かをなぞる筆でこの今日をなぞれるだろうか

覚める いつか
Cannot be somebody
So I just undertake

見える望みの全てが嘘だって言うならさ
またこうやって伝えようぜ
君の言葉で語れるならさ(教えて) 嘘だっていいから

Give me another name
Then I just undertake

いつか忘れてもいい ここにいないことを
君が一人でも歩けるだけ
未来思い出して今分かったんだ
僕がいた 君がいた ここにいた
ただそれだけさ

ただそれだけだった
それだけでよかったな
描いたのは今日のストーリー

ここが君と僕の境界
どうやっても君が知ることのない将来
残らない軌跡の果てで ペン先突いて高く鳴らそうな
朝に触れた手に重ねて
なぐり描きした白昼夢
全て焼く夕景
夜を越えてまた明日で会おう

いつか思い出して ここにいたことを
一切を込めてなぞっていくだけ
未来忘れて分からなくなったんだ
はみ出して 交わって 重なって
描いたはず 今日のストーリー

僕は今ここ 足跡のない場所
ここにある歴史刻み込むように
また今を思い描いて 自由に
僕ら今ここ 足音残して行こう
君の絵に愛を せめて今だけ

話したいことがあったんだった
僕らがいるこの今日に 何を思っていただろう